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シース径の5倍以上の半径(φ3.2のシースならR16以上)で曲げることができます。ただし、先端から、シース径の10倍の範囲は曲げないでください。
曲げて使用することはできません。曲げる必要がある場合は、シースタイプの熱電対を使用してください。
補償導線は、普通の電線と同じように切って使用することができます。プラスとマイナスがありますので、間違えないように接続してください。
熱電対用ではない、普通の端子台の場合、その端子両端の温度が同じなら問題ありません。温度差があると正確な測定ができません。端子台から測定器への接続は、その熱電対種類用の補償導線を使用する必要があります。
2本の金属線を接続した部分が感熱部です。シース熱電対では、先端からシース径の2倍の範囲にあります。
熱電対のシースを熱が伝わりますので、先端の感熱部分だけ入れると、測定対象の温度より感熱部の温度が低くなります。シース径の10~15倍入れるとほぼ同じ温度になります。
熱電対はJIS規格で特性が決められていますので、同じ熱電対種類(K, Jなど)なら、メーカーを問わず使用できます。熱電対種類が同じ製品から、使用に適したものを選択してください。
極性は端子部分に、プラス:赤、マイナス:白または青の表示がしてあります。
針金のように見える熱電対のシースは、熱電対素線を無機物で絶縁し、パイプ状の金属で保護した構造になっています。そのため、切ると使用できなくなります。
導電していれば測定は可能ですが、測定中に導電状態が不安定になると測定した値がバラツキます。特に高温では、溶接しないと安定した測定ができません。
製品は、一般工業用として製作されており、食品に接することは考慮されていませんが、材質はSUS316(ステンレス)ですので、有害物質が溶出することはありません。
補償導線は、決められた温度範囲内で、熱電対とほぼ同等な熱起電力がある導線です。その温度範囲を超えると、熱起電力の誤差が大きくなって、正確な温度計測ができません。熱電対を長くして、温度が低い部分で補償導線に接続される使用方法にしてください。
フッ素樹脂(FEP)被覆熱電対を使用していますので、200℃以下の温度なら、油にも使用できます。
熱電対による温度測定では、長さの増加(抵抗値の増加)は直接影響しません。ただし、計測器の最大入力抵抗を超えないようにしてください。また、周囲の環境により、ノイズ防止が必要になります。
熱電対の仕様を表します。
SK:熱電対の種類
2 :JISで定められた許容差のクラス
A :シース材質
3.2:シース外径
U :シース熱電対の構造
L :シース長さ
を示しています。シース長さは記載がない場合があります。