電力密度が同じだと、ラバーヒーターよりもスペースヒーターの温度の立ち上がりが緩やかで時間もかかりましたが、次にスペースヒーターの標準電力密度である3.0W/cm2にあげるとポップコーンはどうなるでしょうか(a)。
通電開始後30秒で100℃に到達。
50秒後バターが溶け、ぐつぐつと音を立てています。
1分経過後、208℃。 |
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2分経過後、375℃
3分 経過後、487℃
4分 経過後、565℃。一つ目のコーンが弾けました。電力密度を上げたことで、ヒーター表面温度が上昇し、コーンが弾け始める時間が短くなりました(b)。 |
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連続してコーンが弾け、フィルムがパンパンに膨らんでいます。
4分40秒で通電を終えました。ヒーター表面585℃。通電を止めても余熱で、まだコーンが弾けています(c)。 |
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この実験でもポップコーンがうまく調理でき、とてもおいしく頂きました。
しかし、底の方には余熱で焦げてしまったコーンが多くありました。スペースヒーターの場合は、多少時間を要しますが、温度調節するなどの加熱方法の改善が必要かもしれません。 |
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