規格品のラバーヒーターの容量密度は0.6W/cm2に設計されていますが、実験No.1の結果を踏まえて、コーンをすばやく加熱するため容量密度を1.0W/cm2にあげたヒーターを製作し、実験を行いました。
ヒーターと容器は接着せずに、耐火レンガの上にヒーターを置いて、その上に容器を載せて、容器を押さえて密着させました。 |
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実験No.1の時と同じく、1分程で油が溶けましたが、コーンは弾ける様子がまったくありません。
20分を過ぎたころようやく一つ目のコーンが弾けます。前回よりも約4分早いです。そこから連続して弾け始めるまで7分かかりました(b)。 |
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加熱開始から、35分で通電を終了しました(c)。実験No.1よりも10分早く実験を終えました。
フィルムのふくらみは前回よりも膨らみましたが、ガスコンロの場合ほど膨らみませんでした。
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7割程度のコーンがうまく弾けており、普通に食べられるポップコーンが増えました(d)。しかし、長時間にわたりじわじわと加熱しているため、弾けずに焦げてしまうものも多くありました。 |
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耐火レンガ側の面が断熱されたことによってヒーターの表面温度が高い状態が維持され、ラバーが軟化(加硫もどり)していました。その部分を手で持つと(e)のようにラバーが破けてしまいました。 |
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