LABORATORY熱の実験室


 ● 耐久走の結果について

 下の写真は、完走後の「エスハイ用負荷抵抗器」付きエスハイです。「エスハイ用負荷抵抗器」は、雨の中を走行した割には、前側フレームのステンレスパイプが多少汚れた程度で、走行前とほとんど変化ありませんでした。
 「エスハイ」、「エスハイ用負荷抵抗器」両方の耐久性能について、問題ないことが確認できました。
 耐久走の、全体の結果の表をもう一度見てみしょう。
走行距離 平均速度 燃費 ガソリン消費量(計算値)
465.3km 46.5km/h 12.8km/L 36.4L
 10時間で465.3km走行して、36.4Lのガソリンを消費しています。ところが、エスハイはこの10時間にAC100V 1500Wをフルに出力していましたので、全体で、15kW・hの電力を出力したことになります。仮に、ガソリンが 100円/Lだとすると、36.4×100=3,640[円]です。電力料金は、基本料金と従量分があってやっかいですが、仮に 22円/kW・hとすると、15×22=330[円]です。
 エスハイの電気料金が、一般家庭の電気料金と同じとすると、330円分少ないガソリン(3,640-330=3,310[円]=33.1[L])で走行したことになって、燃費は12.8km/L14.1km/Lになる計算です。ずいぶん良くなる感じです。固定電話より携帯電話の料金が高いように、エスハイの電気を高く見積もれば、更に差は大きくなります。なお、実際に、エスハイの電気の経済性はどうなのか? という測定は、「エスハイ用負荷抵抗器」を使用して、次回以後に行なう予定です。
 10時間の走行で、運転者の私の方は、約0.4Lの水を消費しただけでした。比較的すいた道ばかりの走行だったので、疲れた感じはしませんでした。心配された、「エスハイ用負荷抵抗器」の違和感ある外観についても、検問にも合わなかったし、途中から「エスハイ用負荷抵抗器」が屋根に付いていることも忘れかけていました。「ヒュ~」という寂しげな風切音も、梅雨時の気候には合っていたせいもあるかもしれません。