LABORATORY熱の実験室

HAKKO熱の実験コンテスト
■ 「第5回 八光熱の実験コンテスト」 実験レポート
 実験を実施したチームの、実験レポートです。
 連番8のチームは、進行が遅れたため、次回コンテストの審査対象としました。
連番 所属 (応募時点) 実験メンバー (チーム名)
実験タイトル (企画時のタイトル)
実験レポート (説明は実験企画時の内容)
所属50音順・敬称略
1 茨城工業高等専門学校 専攻科 山越 好太
加速度センサーを作ってみよう
01_実験レポート (1.09MB)
 最近話題のセンサーに「加速度センサー」というものがある。密閉された容器と、空気を暖めるヒーター、温度を測るセンサーで構成される、「温度分布型」と呼ばれている加速度センサーについて、実際に装置を製作して検証するとともに、これを利用して身近な「加速度」を実感してもらうことで、この物理現象を分かりやすく理解してもらう
2 茨城大学大学院 理工学研究科
 機械工学専攻 神永・松村研究室
会沢 拓麻、小倉 祥平
熱で動き続けるおもちゃを作ろう!
02_実験レポート (1.56MB)


 水飲み鳥は、頭部の水が蒸発するときの気化熱によって、頭部と腹部に蒸気圧差が生じ、それによって運動が起きる。しかし、頭部を冷却する以外にも、腹部を加熱することによって『頭部と腹部の蒸気圧差』を生み出すこともできる。水飲み鳥の機構を取り入れた装置を用いて、各種パラメータの影響を調べ、水飲み鳥のメカニズムを解明する。そして、この機構を動力源とした新しいおもちゃを作成する。
3 宇部工業高等専門学校 専攻科
 生産システム工学専攻
辻野 真平
形状記憶合金を用いたクリーン熱エンジンの開発
03_実験レポート (1.13MB)
 形状記憶合金は高温にすることで大きな回復応力を発生し、排温水・地熱・太陽熱などの低位熱エネルギーを利用する熱エンジンへの応用が期待されている。お湯による加熱と水による冷却によって、連続的な回転運動が得られるレシプロタイプエンジンを作製する。さらに、エンジンのスムーズな駆動と出力向上を目指し、構造や加熱・冷却プロセスを最適化する。
4 金沢工業大学大学院 機械工学専攻
 加藤・小橋研究室
飯野 浩典
固形燃料の加熱時における含有物質分解調査のための実験装置製作 (固形燃料の加熱実験)
04_実験レポート (864KB)
 固形燃料は、精製過程において加熱が必要な場合があるが、従来の加熱方法では加熱時の温度が安定しないため、温度の変化が生成物質へおよぼす影響を調べることができなかった。安定した温度で固形燃料の加熱を行うことができる装置を製作し、捕集した物質を分析して特定する。
5 群馬大学大学院 工学研究科
 電気電子工学専攻
猪瀬 世親
分布型温度センサの試作
05_実験レポート (3.07MB) -本実験は、特許出願(当社との共同出願)しました。-
 分布型温度センサは、線状に構成されて自身に沿った部分の温度を測定し、広がりを持った物体の温度分布を測定できるセンサー。現在唯一実用化されている光ファイバ方式の分布型温度センサは、高価で手軽に使うことができないが、電気抵抗が温度で変化する物質を使用することで、安価で手軽に温度測定できると考えられる。
6 神戸市立工業高等専門学校
 応用化学科
篠田 奈津未、芦田 ?
珈琲の焙煎を化学する (コーヒー豆の焙煎の最適な環境は?)
06_実験レポート (883KB)
 ガラス管などを用いて温度コントロールのできる手軽な焙煎器を作成し、その性能を評価して温度などの焙煎の最適条件を探索する。減圧、あるいは窒素雰囲気など焙煎中の雰囲気を変化させ、焙煎豆の変化を評価する。味覚、嗅覚のような感覚的なもののほかに、HPLCによるクロロゲン酸類の分析や、酸価、スペクトルなど化学的な分析を加えて評価していく。
7 滋賀県立大学
 工学部機械システム工学科
吉田 千廣
(エネルギーと動力研究室)
太陽光で水を冷やそう!
07_実験レポート (1.38MB)
 クリーンな発電方法として,ゼーベック効果を利用した熱電発電が研究されている。太陽光と熱電素子を組み合わせ、現象を身近に体験する方法として、南中高度が高く日射量が多い夏季において必要とされる、冷水を製造する実験を提案する。比較的簡易な装置を用いることにより、主に小・中学生の年代が興味を持ち、理解できる内容をコンセプトとする。
8 東京電機大学 未来科学研究科
 ロボット・メカトロニクス学科
姫野 寛、外處 泰輔、小野 昌之、
浪川 大貴、相馬 伸彦
Manson サイクルエンジンを使った、三輪車をつくろう!
08_実験レポート (290KB) (中間レポート)-次回コンテストの審査対象とします。-
 太陽光や、熱、風力などの自然エネルギーを用いることに期待が高まっている。そこで、太陽熱を利用したホットエアエンジンの実現を目指す。排熱、吸気を利用して動作を実現する Manson サイクルエンジンを製作して太陽熱で動作させ、三輪車の走行を実現する。太陽光などの再生可能なエネルギーのさらなる有効性を示すことができると考える。
9 山梨大学 工学部応用化学科 坂本 康直、丸山 恵李佳、米長 克昌、
菅井 智美、柳沢 拓真、渡邉 睦己、
坂本 康直
(超磁力戦隊マグレンジャー)
磁力温度計の開発
09_実験レポート (988KB)


 磁石は、熱と深い関係がある 。そして、磁力の強さは温度によって変化する。この性質で、何か面白いことができるのではないだろうかと思った。そこで、磁石を使って温度計を作製することにした。磁力と温度の関係を調べ、その測定データを基にして、磁石を使った温度計を作成することにより、磁石の新しい利用方法を提案することを目指す。
10 山梨大学大学院 医学工学総合教育部
 機械システム工学専攻 武田研究室
東ヶ崎 貴之、水野 弘基、野村 真司
お風呂で発電して湯加減を可視化しよう!
10_実験レポート (2.27MB)

 浴槽の、一度暖められた40℃程度のお湯が保有する熱エネルギーは、ほとんどの家庭では捨てられてしまう。そこで、ヒートパイプとペルチェ素子を用いて、温度差発電により電気を作り出し、電気量を可視化することで、子供たちがお風呂で見て楽しめるおもちゃを、可視化手法により作製することを目的とする。
第4回コンテストから継続進行のチーム
11 一関工業高等専門学校 機械工学科 伊藤 修人
(一関高専発明同好会)
食品の加熱実験 (電磁波による野菜・食肉などへの影響)
11_実験レポート (1.43MB)
 野菜、食肉などに様々な電磁波を照射し、細胞変化の様子を観察し、電波の危険性について考察する。また、複数の電磁波を組み合わせ、それぞれの食材料の美味しさを引き出す加熱法について考察する。