● 今回のテーマ(夜中の温度測定-野辺山偏) 前回の「放射冷却の測定-ロード版」で、寒い夜はどのくらい冷たくなるのか実験したい(でも気が進まない)、と書きましたが、冬がずっと続くわけではないし、今を逃せば実験する機会がなくなる、ということで、再度、野辺山に行って夜中の実験することにしました。
実験日は、昼間の天気予報では、長野県中南部に低温注意報、ということで絶好の陽気のはずでしたが、夜中に雲が出てしまって、究極の低温は測定できませんでした。それでも、平地では体験できないくらいの温度にはなりました。 ![]() ● 使用した器具
●データレコーダー前回と同様、パソコンがなくてもデータを本体に記録しておいて、後からパソコンに取り込むものを借りて使用しました。パソコンがじゃまにならないし、電池はノートパソコンよりはるかに長持ちするので便利です。●ふとんと電気毛布エスハイのエアコンは切った状態で、夜中を過ごすために使用しました。エアコン使用より、エンジンの動くことが少なくなりますし、温度測定部への熱の影響も少なくなるはずです。● 全体の記録 実験日は、2003年1月31日の夜から、翌2月1日の朝にかけてです。その間で、23:00~翌日7:30まで、野辺山でエスハイは停止しています。温度帯が異なるNo.7
車内を除く全体の結果が下のグラフです。
![]() 0:30くらいまで、順調に温度が下がりましたが、そこから雲が出たために凸凹した後、2:40くらいから温度がグッと上がってしまっています。これがなければ、-20℃は軽く突破できたはずなのでしたが。
|