LABORATORY熱の実験室


 ● 地熱水給湯施設に行く

 長野市内から豊野町に入って、真っ直ぐな坂道を下って行くと、右側に池があります。この池の道路の反対側には、地熱水自噴地というのがあって、元は温泉スタンドもここにあったようです。
全面結氷の池
地熱水自噴地
 ここから更に1kmくらい走ると、右側に「地熱水給湯施設」という立て看板があって、ここが温泉スタンドです。2002年11月から利用できるようになった、ということで、まだ新しい施設です。
・使用料金:無料(2003年3月くらいまで)
 なぜ「温泉スタンド」じゃなくて「地熱水給湯施設」なのか? わかりませんが、他の温泉スタンドのような成分表は掲示してありません。でも、給湯のスイッチがあるボックスには、温泉スタンドと書いてありました。「時間帯により温度が低い場合があります。」と表示されていますが、地熱水の農業施設による熱交換のため、ということです。
 お湯を入れるためのスイッチは「200リットル」「300リットル」「スタート」「停止」と4つあって、今回のように20リットルタンクに入れるには、お湯が出てすぐに「停止」を押すことになります。地熱水とはいうものの、温泉らしい硫黄の匂いもけっこうあります。温泉用ヒーターセットがないのが悔やまれるところです。お湯は少し茶色く色付いています。地熱水自噴地には、鉄分を除去してないので、使用には注意するよう表示されていましたので、そのための色のようです。ポリタンク用ヒーターも、この鉄分のためか短い時間で色が付いてしまいました。
 2つのポリタンクにお湯を入れて、走行中に倒れないように樹脂コンテナにいれ、ポリタンク用ヒーターと温度測定用の温度センサー(熱電対)をセットしました。この状態で、温度を測定しながらお湯を運びました。