● 今回のテーマ(AC100Vの電気料金を測定) 今回は、エスハイユーザーに実際に役立つ実験です。
エスハイのAC100V電源の経済性はどうなのでしょうか? 「エスハイ用負荷抵抗器」を使用して、電気料金がいくらになるのかを測定しました。 ■ 使用した機材
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● 走行状態での測定 - コース 走行状態でAC100V電源を使用すると、上り/下りなどの走行状態によって経済性が変化することが予想されます。そこで、標高差のある次のようなコースを設定して、各区間での電気料金を測定しました。
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● 走行状態での測定 - 測定の方法 まず、AC電源を使用しない状態で、上のコースを走行して、各区間の燃費を測定します。このときの走行時間は直接電気料金の計算に関係ありませんが、AC電源を使用したときの走行状態が、使用しないときの走行状態と大きな変化がないことを確認するために測定しておきます。
次に、「エスハイ用負荷抵抗器」のシリコーンラバーヒーターの片側だけ通電した750W使用で走行して、各区間の燃費と走行時間を測定します。その次に1500W使用して、同様に各区間の燃費と走行時間を測定します。なお、各走行前に「燃費」モニターとトリップメーターをリセットします。 計算は、次のようにします。10kmの区間を10分で走行した場合を考えます。AC電源を使用しないとき、燃費が15.0km/Lなら、ガソリンは10/15=0.667[L]消費したことになります。次に1500W使用したときの燃費が12km/Lなら、ガソリンを10/12=0.833[L]消費したことになって、AC電源を使用しないときとの差の、0.833-0.667=0.166[L]分のガソリン代が電気料金です。100円/Lなら16.6円です。1500W、10分間の電力量は1.5×(10/60)=0.25[kW・h]ですので、電気料金単価は16.6/0.25=66.4[円/kW・h]ということになります。
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