LABORATORY熱の実験室

HAKKO熱の実験コンテスト
■ 「第1回 八光熱の実験コンテスト」 審査結果
 「第1回 八光熱の実験コンテスト」の、実験実施10チームのレポートを審査し、入賞3チームを以下のとおり決定しました。
所属 (応募時点) 実験代表者
(チーム名)
実験タイトル
 実験レポート
1位
(賞金 50万円)
信州大学工学部
 機械システム工学科
白川 道人
(半熟☆HERO)
逆半熟たまごを作ろう
 04_実験レポート
2位
(賞金 20万円)
東京都立科学技術高等学校
 科学研究部
相川 幸平 植物からガラスを作る
 07_実験レポート
3位
(賞金 10万円)
信州大学工学部
 機械システム工学科
竹内 克也
(熱ちゅー部)
0℃でも凍らない水
 10_実験レポート
敬称略
表彰

 入賞3チームには、賞金と盾が贈られました。

 右は、1位の白川さんへの表彰盾授与です。

授与:  株式会社八光
 代表取締役社長 坂井 永一
場所: 信州大学工学部
■ 講評
 応募実験から選ばれた実験実施10チームには、実験費用各10万円を贈り、レポート提出期限の2007年6月8日までの約6ヵ月間で、実験およびレポート作成をしてもらいました。これを、当社社内の15名の審査委員が、審査基準に基づいて審査し、入賞3チームを決定しました。
 実験実施10チームは、当社社内で、どちらかというと片手間でやっている「熱の実験室」に対して、時間の面でも、費用や機材の面でも、大きな実験ができたと思います。チームそれぞれの知識を生かし、実験を通して世の中のひとびとに、科学技術に関しての面白さ、興味深さを伝えることができ、「八光熱の実験コンテスト」を開催した意義がありました。更に、第2回以降もコンテストを継続し、発展させていきたいと思います。
受賞実験について
1位: 逆半熟たまごを作ろう
 表現力、娯楽性、関連性、効果の各項目で1位でした。細径φ2.3カートリッジヒーターで、たまごを内部から加熱し、「逆半熟たまご」を完成させる過程での、何度もの長時間の実験の様子が、わかりやすく丁寧に表現されていました。
 当社の新製品を実際に使った実験が、第1回の実験コンテストで1位になったことは、良かったと思います。

2位: 植物からガラスを作る
 独自性1位、表現力2位でした。ススキが二酸化珪素を吸収する、という調査から、実際にガラスになるまで、興味深い実験レポートになっています。更に研究が進んで、伝統工芸の江戸切子に、新しい素材が加わる期待が持てます。

3位: 0℃でも凍らない水
 独自性と効果で2位でした。過冷却の現象を、実際の植物が0℃以下でも凍らない様子などと比較して、わかりやすく表現されています。理論的な部分についても、一般のひとにも理解できる、やさしい説明がされています。
■ 審査委員
審査委員長 株式会社八光 代表取締役会長  坂原 良一
審査委員 株式会社八光
 ・上席執行役員 技術部長
 ・上席執行役員 業務統括本部長
 ・営業本部 部長
 ・仙台支店 課長
 ・大阪支店 主任
株式会社八光電機
 ・第二技術部 部長
 ・第三技術部 部長 (八光熱の実験コンテスト事務局)
 ・第四技術部 部長
 ・第一技術部 第一開発課 主任
 ・第一技術部 第一開発課員
 ・第三技術部 第三開発課員 (熱の実験室新館メンバー)
 ・第三技術部 第三開発課員
 ・品質保証部 品質保証課員 (熱の実験室新館メンバー)
 ・管理部 管理課員
■ 審査基準
評価項目 評価要素 配点
表現力 科学現象や自然現象を、幅広い対象に対して、興味深く表現できているか 20
娯楽性 楽しめる実験か 10
関連性 当社の事業との関連: 電熱製品の、今までにない使い方を提案しているか 10
独自性 実験のテーマ・内容に独自性があるか 10
効果 新しい知識が示されているか 20