①シリコーンA
常温では軟質性があります。
ホットプレート温度150℃まで変化はありません。
170℃くらいからサンプルが軟化、べたつきが発生、埃がより付着し始めました。
200℃くらいからサンプルが大きく軟化、若干黄色に変色し始めました。
300℃では埃の大量付着、黄色への変色が進み、異臭が発生しわずかに発煙しました。
Fig.9
②シリコーンB
常温では軟質性があります。
ホットプレート温度150℃まで変化はありません。
200℃くらいからサンプルが軟化、べたつき発生、埃がより付着し、若干黄色に変色し始めました。
300℃では埃の大量付着、黄色への変色が進み、異臭が発生しました。
Fig.10
③エポキシA(透明)
常温では硬いです。
ホットプレート温度150℃まで変化ありません。
200℃くらいからサンプルが若干黄色に変色し始めました。
300℃では大きく褐色への変色が進みました。
Fig.11
④エポキシB(黒色)
常温では硬いです。
ホットプレート温度250℃までは変化ありません。
280℃くらいでエポキシがSUS板から剥離ました。
300℃でも色は変化しませんでした。
Fig.12
⑤エポキシC(黒色)
常温では硬いです。
ホットプレート温度250℃までは変化ありません。
280℃くらいでサンプルからパチパチと異音(気泡の弾け)が発生しました。
300℃でも色は変化しませんでした。
Fig.13
結果をチャートにまとめます。
Fig.14
5. まとめ
元から軟かいものは170℃以上から更に軟化してべたつき始め、
時間がたつにつれ埃が付着していきました。
④エポキシ(黒)はSUS板から剥離し、接着剤としての機能が喪失しました。
白色・無色のサンプルは変色がはっきり確認できましたが、黒色は変色は見られませんでした。
加熱によりべたべたするもの、板から剥離したもの、気泡が弾けたものがありました。
加熱されることで接着・シール機能が低下する恐れがあるため常用温度以下での運用が大事です。