熱の実験室-新館
第47回 熱板によるアクリルの光沢加工
レッド・イエロー・ピンク・グリーン 4チームが担当
実験実施: 2019年3月、 実験担当: チームイエロー

1. はじめに

 アクリルを仕上げる方法として、バフやコンパウンドを用いて磨く方法やガスバーナーで表面を焼く方法があります。磨いたり、表面が溶かしたりすることで、微小な凸凹が均され、アクリルは透明になり、光沢が出ます。
 今回はガスバーナーで表面を焼くのではなく、熱板を使用してアクリルを加熱することで、アクリルの光沢加工ができないか実験をしてみました。

2. 実験

2-1. 使用したもの

  • アクリルの丸棒
    融点:160℃
    沸点:200℃
    φ20mm × 1m(コンターマシンにて適当な長さに切断)
  • 熱板1
    ホットプレートDEMO(HPD1525)
    プレート材質:アルミ(A5052)
    使用温度:Max.400℃

図1 切断したアクリルの丸棒

図2 ホットプレートDEMO
  • 熱板2
    ホットプレート特殊設計品
    プレート材質:ステンレス(SUS310S)
    使用温度:Max.650℃
  • 非粘着の表面処理をしたアルミ板金
    使用温度:Max.400℃
    板金をショットブラスト処理後に非粘着の表面処理

図3 ホットプレート特殊設計品

図4 非粘着の表面処理をしたアルミ板

2-2. 研磨による仕上げ

 熱板での実験を行う前に、研磨による仕上げを行いました。光沢のある仕上がりとなっています。
図5 研磨仕上げをしたアクリル

2-3. 熱板への押付による接触加熱

 まず、熱板1に硬質アルマイト処理をしたアルミ板をのせ、アクリルを押し付けて接触加熱を行いました。

  • アルミ板表面温度:常温~150℃
     アルミ板にアクリルを押し付けても変化ありませんでした。
  • アルミ板表面温度:150℃~170℃
     アルミ板にアクリルを押し付けるとくっつきましたが、引っ張ると外れました。

図6 アクリルをアルミ板に押し付けている様子

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