熱の実験室 別館 ログサーモで実験
第3回 ヒーターの温度&表面状態と消費電力
物体を温めるとき、一般に温度が高いほど消費電力が大きくなります。
今回は、シリコンラバーヒーターの表面温度をコントロールして、消費電力を測定してみました。また、物体の表面状態が異なると放熱しやすさが変わり、同じ温度でも消費電力が変わりますが、これも確認してみました。
ログサーモの温度コントロール機能、温度・電力測定機能を使用しています。
● 実験方法
A: シリコーンゴム |
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B: アルミ |
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シリコンラバーヒーター
100V 60W
幅50×長さ300
温度センサー
Kタイプ フッ素樹脂被覆熱電対 φ0.2
表面温度を検知するため、制御用センサーはログサーモの付属品(シース熱電対φ2.3)の代わりに、測定用センサーと同じ被覆熱電対を使用しました。
TC3は室温を測定しています。
A: シリコーンゴム
温度センサーは、元祖 熱の実験室 第23回 の結果から、アルミ粘着テープの上に、フッ素樹脂粘着テープを貼り付けています。
B:アルミ
全体に、アルミ粘着テープを貼っています。温度センサーも同じアルミ粘着テープで貼り付けています |
シリコンラバーヒーターを、上の写真と同様に、リード線側を上にして空中に吊るし、50℃、80℃、110℃、140℃と4段階に制御温度を変化させ、温度と消費電力を測定しました。 |
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