「熱の実験室」のコーナーでは、熱を利用した身近な実験を行なっています。
ステンレスパイプを、アスファルトの地面に三脚で立て、地上から1.5m, 0.7m, 0.3m の3つの高さに熱電対を取り付けました。 データロガーの温度記録周期を10秒、写真撮影周期を10分とし、温度制御は当然使用しないので、設定温度0℃にしました。 データロガーは段ボール箱に載せ、直射日光で高温にならないよう、カメラのじゃまになる部分に穴をあけた段ボール箱をかぶせました。Raspberry Piの使用温度は70℃までなので、動作はOKのはずですが、直射日光で温度の上下が激しいと、測定用の基板の温度が不均一になり、熱電対での測定値に悪影響が出るはずです。 |
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熱電対は、φ0.2のフッ素樹脂被覆熱電対(Kタイプ)を、3対使用しました。感熱部に日光が直接当たらないよう、左の写真のように、紙を筒状に巻いてカバーしました。感熱部は中心付近にあり、周りの物体に触れません。上下方向はオープンなので通気できます。
なお、実験途中で全体が強風で吹き飛んでしまい、復旧後、地上から1.5mの高さの熱電対は、地面(アスファルト)の温度測定になってしまいました。 |