LABORATORY熱の実験室

 
 ● 実験結果

 温度測定した全期間のグラフです。[外黒]は、日が出ている昼間は温度が高く、夜間は他より低くなっています。

  外アルミ 外黒 屋根アルミ 屋根黒 気温 地中
最高温度[℃]

15.7

18.3

10.7

12.5

12.1

7.6

最低温度[℃]

-4.2

-5.9

-4.0

-4.4

-4.4

1.6

平均温度[℃]

3.64

3.34

2.71

2.79

3.07

5.66

 実験期間の中で、放射冷却が見られる、1月18日夕方~翌朝と、1月19日夕方~翌朝を別グラフにしてみます。

1月18日 16時 ~ 1月19日 8時

 日没後、[外黒]だけは、急速に温度低下しているのがわかります。
 1月19日01時~03時の間と、06時~07時の間に、放射冷却による温度低下が大きく見られます。この間の03時から温度が上がっていますが、[外黒]以外も上がっていることから、そのときに、温度が高めの風がふいていたと思われます。

1月19日 16時 ~ 1月20日 8時

 放射冷却による温度低下として見られる、[気温]と[屋根アルミ]の温度差を見ると、1月19日20時20分~23時30分の間に、3.6~4.4℃を記録しています。良く晴れていて、無風なら温度低下が大きいはずなので、特にこの時間帯が、そのような気候だったと考えられます。その後、00時過ぎまで、[屋根アルミ]は温度低下していますが、[外黒]は温度が上がっています。雲または風が出たためと思われます。