元祖 [熱の実験室] 第7回 - 真空中で温度測定する「熱の実験室」のコーナーでは、熱を利用した身近な実験を行なっています。 第7回(2000年6月)の実験大気中では、物体の温度は比較的簡単に測定することができます。ところが、真空中では熱伝達が悪くなるために、温度を測定するのは簡単ではありません。測定値は実際の温度より大分低くなってしまいます。条件によりどの程度違いがあるのか、試験してみました。 ■ 真空チャンバー 当社内にあるものです。概略の仕様は次の通りです。 有効内寸法: 幅1.5m × 奥行1.8m × 高さ1m ■ ホットプレート ステンレス(SUS316)製の、丸型真空対応ホットプレート 温度コントロール用に、Kタイプのシース熱電対が内蔵されています。 ■ 温度センサー
■ 温度コントローラー ホットプレートの温度を一定に保つために使用します。 ■ データレコーダー 表面温度センサーの出力を記録します。 ● 実験の方法 真空チャンバー内に設置したホットプレートの上に、温度センサーを置きます。 |