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● φ6.25のヒーターで実験
約1050℃まで上がった後、ヒーター内部でショート状態になり、最後はヒーターから電源を取り出しているニッケルリード線が、フューズの役割をして断電しました。ショート状態での過電流で、一瞬1200℃まで上昇しました。
このヒーターのシース材質はSUS304で、最も一般的なオーステナイト系のステンレス材です。空気中で、長期間使用できる温度は750℃程度ですが、この試験では、これをはるかに上回る温度になっています。そのため、表面 に安定した酸化皮膜を作ることができず、試験後も、光沢が残っている部分と、曇ったように酸化皮膜のある部分がありました。