![]() ● 加熱用ヒーターの製作 タンク自体はできるだけ加工しないで、ヒーターを取り付けることができる方が便利です。ところで、購入したローリータンクは、上の中心にゴム製のフタが付いた約φ260の穴があり、下部にはドレン用の穴があります。タンクに穴をあけないでヒーターを取り付けるには、このどちらかの穴を使わなくてはなりません。上の穴は湯を入れるときに使うし、運搬時に湯が漏れないように密閉したフタは必要です。ヒーターがじゃまにならずに、密閉できる構造にするのは、けっこう大変そうです。
● 試運転 ヒーターより先に本体が完成したので、ドレン用コックとホースは取り付け、ヒーター用と熱電対用のソケットにはキャップをして、エスハイに積んでみました。水ならともかく、温泉の湯が漏れては大変なので、200リットルの水を入れて、試験走行してみることにしました。なお、ブレーキをかけた時に、タンクが傾いて上のフタの部分から漏れないように、樹脂製のコンテナをスペーサーとしてタンクの前側に置いてあります。
路面の凸凹でエスハイがゆれると、「ピチャッ、ピチャッ」という水の音がします。ブレーキをかけるのはOKですが、エスハイのカーペット敷きの荷室にポリエチレン製のタンクは滑りやすいようで、200kgの重量なので手で押しても動きませんが、ゆるいカーブの遠心力でも左右にタンクが滑って動いてしまいます。そのため、引き返して、下にゴムシートを敷き、タンクを荷造り用のバンドで荷室内のフックにしばり付けました。再度走行したところ、一応OKのようです。バンドをしっかり固定できないので、タンクが前後方向にゆれるとバンドが緩んでしまいましたが、ゴムシートの方の効果が大きいようでした。 |