![]() ● シリコーンラバーヒーターとは![]() 発熱線は、金属シースのシーズヒーターに使用されているのと同じ、ニッケル-クロム合金線が使用されています。低温の保温や暖房用途で使用されている面状のヒーターだと、温度が上がると抵抗が大きくなってワット数が低下しますが、ニッケル-クロム合金線ではほとんど低下しません。実際、初めてシリコーンラバーヒーターを使うと、そのパワーに驚くと思います。同じ面状のヒーターでも、ホットカーペットのようなものとは全然違います。 温度は、200℃で連続使用できて、短い時間なら250℃もOKです。用途に合わせて形状や寸法を指定できますし、標準在庫品もありますからすぐに使用できます。 ● 製作 まずは、メインのシリコーンラバーヒーターです。
前回製作した簡易キャリアには、2枚のヒーターを取り付けできて、エスハイの屋根に近付かないように、ステンレスパイプで三角形にフレームを追加しました。
![]() フレームに、スプリング22本とワイヤーを使用して、シリコーンラバーヒーターにテンションが加わるようにして取り付けました。 ![]() 上の写真で、下がエスハイの前側になるように取り付けます。風圧で力が加わる前側と上側はワイヤーで吊り、後ろ側と下側はスプリングで引っ張るようにしてあります。この全体での重量は、約2.5kgでした。小指で簡単に持てる、軽量の負荷抵抗器になりました。
シリコーンラバーヒーターにテンションが加わっているものの、走行時の風速で、旗のようにバタつくのではないか、という懸念があります。長時間バタバタやっていると、鳩目取り付け部分などがこわれるかもしれません。 |