氷の抵抗値
では、氷はどうなのでしょうか。私は氷の結晶は水素結合なので、水より電気は流れにくいように思います。 もし、氷が絶縁体であったら、北極などでは電化製品を氷で作ることができます。氷で電化製品ができれば、見た目がきれいな上、作るのが簡単で資源節約、ゴミも少ない、メリットいっぱいです。 ある人は、「氷は水より熱伝導が良い=導電性が高いに違いない、氷を電線代わりに使い、完全犯罪に・・・(以下略)」 名探偵○○○の世界です。それはそれで中々面白いと思います。 ● 実験2 氷の導電率 ということで氷の抵抗値も調べてみました。使用した水、容器は先程と同じです。電極を浸したまま冷凍庫で凍らせ、冷凍庫の中で抵抗値を調べました。
結果
氷も半導体
やっぱり氷も半導体、という結果になりました。水よりははるかに大きな抵抗値を示しておりますが、絶縁体というには少し抵抗値が低すぎます。残念ながら、絶縁体にも、導体にも使えそうにありません。 面白かったのは、水のときはスポーツ飲料と水道水はあまり変わらなかったのに対して、氷になるとスポーツ飲料のほうが格段に抵抗値が低くなっています。 スポーツ飲料は、冷蔵庫の中でも触ると少し湿っているような感じがしました。凝固点降下により固体中に液体が残るため、抵抗値が上がらない低いままなのではないでしょうか。
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