熱の実験室 別館
エスハイ実験室 第5回

 エスティマハイブリッド(エスハイ)を使った実験室 

 ● 今回のテーマ(AC100Vの電気料金を測定)

 今回は、エスハイユーザーに実際に役立つ実験です。
 エスハイのAC100V電源の経済性はどうなのでしょうか? 「エスハイ用負荷抵抗器」を使用して、電気料金がいくらになるのかを測定しました。

■ 使用した機材

 ● エスハイ用負荷抵抗器 100V1500W
 「10時間エスハイ耐久走」も終えて、耐久性能も確認された、シリコーンラバーヒーターを使用した負荷抵抗器です。
 ● ストップウォッチ
 AC電源を使用した時間を測定します。

 ● 走行状態での測定 - コース

 走行状態でAC100V電源を使用すると、上り/下りなどの走行状態によって経済性が変化することが予想されます。そこで、標高差のある次のようなコースを設定して、各区間での電気料金を測定しました。
区間1 距離:8.0km 標高差:+480m
 スタートのA点は、長野市と白馬村を結ぶ、通称オリンピック道路からすこし旧道に入った地点です。下の写真のスタート直後は平らですが、右カーブの先を左折した後は、小川天文台があるB点まで、曲がりくねった急な上りが続きます。
 A点から進行方向を見る
区間2 距離:7.9km 標高差:-480m
「区間1」のコースを引き返す、急な下りのコースです。上りより距離が少し短くなっていますが、3回走って同様でしたので、上りと下りでのタイヤのスリップ分か、実質タイヤ径で多少の違いが生じるようです。
区間3 距離:12.0km 標高差:+270m
 A点からオリンピック道路に出て、美麻トンネルを抜けた先のC点まで、ゆるい上りのコースです。美麻トンネルができる前は、C点の手前は曲がりくねった山道でしたが、今は直線で美麻村と白馬村をつないでいます。
区間4 距離:18.1km 標高差:0m
 C点から白馬村内を周回してC点に戻る、スタートとゴールの標高差がゼロの区間です。白馬駅が標高697mなので、下ってから上るコースですが、標高差はわずかです。今回のコースの中では平地の区間と言うことになります。
白馬駅前
区間5 距離:12.0km 標高差:-270m
 C点からA点まで、「区間3」の反対方向に走ります。ゆるい下りのコースです。
小川村内のオリンピック道路

 ● 走行状態での測定 - 測定の方法

 まず、AC電源を使用しない状態で、上のコースを走行して、各区間の燃費を測定します。このときの走行時間は直接電気料金の計算に関係ありませんが、AC電源を使用したときの走行状態が、使用しないときの走行状態と大きな変化がないことを確認するために測定しておきます。
 次に、「エスハイ用負荷抵抗器」のシリコーンラバーヒーターの片側だけ通電した750W使用で走行して、各区間の燃費と走行時間を測定します。その次に1500W使用して、同様に各区間の燃費と走行時間を測定します。なお、各走行前に「燃費」モニターとトリップメーターをリセットします。
 計算は、次のようにします。10kmの区間を10分で走行した場合を考えます。AC電源を使用しないとき、燃費が15.0km/Lなら、ガソリンは10/15=0.667[L]消費したことになります。次に1500W使用したときの燃費が12km/Lなら、ガソリンを10/12=0.833[L]消費したことになって、AC電源を使用しないときとの差の、0.833-0.667=0.166[L]分のガソリン代が電気料金です。100円/Lなら16.6円です。1500W、10分間の電力量は1.5×(10/60)=0.25[kW・h]ですので、電気料金単価は16.6/0.25=66.4[円/kW・h]ということになります。