How to Use CPUクーラー評価キット


 下の写真は、パソコンのCPUクーラーです。左から古い順番に並んでいて、右端が一番新しいAthlon64用です。右に行くほど、ヒートシンクもファンも大きくなって、外観からも冷却能力が高くなっているのがわかります。
 左から、Pentium用(ファンなし)、Pentium用(ファン付)、MMX Pentium用、Athlon用、Athlon64用
 左の2個は一般市販品、右の3個はCPUメーカー純正品です。

 CPU本体は、上に載るCPUクーラーとは逆に、古いPentium(66MHz)が一番重くてりっぱで、新しいほど薄くて軽くなっています。

 左から、Pentium(66MHz)、Pentium(150MHz)、MMX Pentium(200MHz)、Athlon(1.33GHz)
 Pentium(66MHz)は、かなりの希少品(貴重品ではないが...)だと思います。MMX PentiumとAthlon間の年代があいていますが、その間は、ファンが一体のスロットタイプが一般的でした。
  • Pentium、MMXは、Intel Corporationの商標または登録商標です。
  • Athlonは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標です
 もっと昔は、CPUクーラーがなくても使用できていましたが、性能上昇と共に消費電力が増えて行き、強制冷却なしでは動作できなくなりました。その重要なCPUクーラーですが、見た目がりっぱなら冷却性能も良いとは限らないし、同じ基準での性能掲載もされていないので、マニアは自分で評価しなければなりません。

 ■ CPUクーラーを評価するには

 CPUの消費する電力は、全てが熱になって放出されます。一部、CPUソケットなどに伝わりますが、ほとんどはヒートシンクに伝わり、ファンで強制冷却されます。冷却能力だけで評価すると、同じ消費電力のときに、CPUの温度が低いほど高性能なCPUクーラーです。
 実際のCPUで評価すると、消費電力と温度を正確に把握するのは難しいので、ヒーターを使用する方法が適当です。
 CPUの代わりがアルミブロックで、貫通した穴に挿入したカートリッジヒーターを熱源にします。温度は、アルミブロックの穴に挿入した熱電対をセンサーとして測定します。アルミブロックに貼った銅またはアルミ板は、CPUのヒートシンクに接する部分の形状に合わせます。CPUクーラーはこの上に取付けます。
 室温が同じとして、熱電対で測定された温度が低いほど、冷却性能が高いCPUクーラーと評価できます。
  • ヒートシンクの冷却能力が低くても、アルミブロックの温度が上がり過ぎないように、温度コントローラーを付けると安全です。
  • カートリッジヒーターに変圧器を接続すれば、異なった消費電力のCPUの代わりとして試験できます。なお、カートリッジヒーターの消費電力は、電圧の二乗に比例します。