How to Use ヒーターの節電対策
         ヒーターは、電気を利用して熱を供給しています。できるだけ小さな電力量で仕事ができるように、工夫しましょう。
        ● 放熱ロスを小さくする
         物を加熱すると、その表面から自然対流や放射で、熱が放出されます(放熱)。この放熱ロスを小さくすることで、消費電力が削減できます。
         特に、水を加熱する場合、液面からの蒸発による放熱ロスが非常に大きいので、フタなどで蒸発を防ぐことが必要です。
        
        
          
            |  | 「ドラム缶用ラバーヒーター」を「保温ジャケット」でカバー。 |  | 
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            | 保温時の消費電力を、約68%削減 | 
        
        
        ● 必要以上に温度を上げない(温度コントロール)
         仕事に最適な温度を保ち、必要以上に温度を上げないことで、消費電力が削減できます。
         水を加熱する場合、沸騰して100℃以上にならないため、通電しっぱなしの場合がありますが、温度を下げると消費電力が大幅に少なくなります。
        
        
          
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            | 温度調節器付ヒーター | 温度コントローラーを使用した場合の接続例 | 
        
        
        ● 小さくする(必要な部分だけ加熱)
         加熱する部分が大きいほど、温度を上げるために必要な電力量は大きくなります。必要な部分だけを加熱できれば、消費電力が削減できます。
        
        
          
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            | 外径φ2.3の極細ウルトラファイブ(カートリッジヒーター)で、極小部分を加熱 |