LABORATORY熱の実験室

 3. ヒータースタンドを使用した場合

 このように、ちょっとしたミス(目を離してしまうようなミス)をしても火災の危険から遠ざけるために、以下のような新製品を作りました。
《新製品》 ヒータースタンド
特徴
  • 小型の投込みヒーターを、ヒーターに付属の金具もしくはオプションの取付け金具により固定できる。
  • 高さ調節ができる。
  • ステンレス製でさびにくい。
 ヒータースタンドを使用すれば、以下のようになります。
  • ヒーターがヒータースタンドで自立しているため安定している。
  • ヒーターの位置や高さを調節できるので、容器に触れないように設置でき、空焼きとなった場合の危険を低減できる。
 ヒータースタンドを使用した場合で、同様に空焼き時の状態を再現してみました。

 この時のバケツ内の様子は下図のようになっています。

 温調付の場合は、ヒーターを真っ直ぐにすることで感熱部への温度の伝達が早くなり、温度調節器の動作回数がスタンド未使用時と比べて多くなったため、空焼き状態になってからの水の蒸発スピードも、格段に落ちました。
 スタンダードタイプにおいても、赤熱はしていますが、バケツの底から浮かせて設置しているため、樹脂バケツを溶かすことはありませんでした。

 このように、ヒータースタンドは、小型投込みヒーターを、より安全な、姿勢・高さにすることができる製品です。

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