LABORATORY熱の実験室


 3. 実験結果

  始めはプレートの設定温度がわからないので100℃から始めました。
 スイッチを入れてから5分後、100℃→何も変化無し
 10分後、200℃→何も変化無し
 ここで、屋外で実験を行っているため、風が吹いているので、ホットプレートDEMO全体を覆うようにダンボール箱を二重にする。
 15分後、300℃→何も変化無し
 22分後、375℃→チップから煙が出始める
 30分後、400℃に到達→煙がダンボール箱中に充満する。
 400℃に到達してから煙が出なくなるまで30分間燻す。

 出来上がり!!


ゆで卵
 卵の白い色が茶色に変化。網の上に置いたので網目がついて見た目がおいしそう。標準サイズの卵のためうずらの小さい卵より食べ応えあり。若干燻製の香りが少なめ。
うずらのゆで卵
(上:味付け無し、下:醤油下味付)
 味付け無しの白い方は茶色く変化。元から醤油の茶色の色をしていた方も色が濃く変化。サイズが小さいため燻製の香りが強め。味は下味を付けた方が○
ウインナーソーセージ
 もともと少し茶色がかった色をしていたが、ますます茶色が濃くなったよう。フライパンで焼いたものより焦げ目がないが、燻製の香りが楽しめる。
プロセスチーズ
 一番チーズの見た目が明らかに燻製色。まさしく香り高々スモークチーズです。市販品のものより香りが良く感じられ、おつまみ&おやつに最適。
食パン
 白かったパンが茶色に変化。カラカラに乾燥しただけ。見た目にも、ものすごく硬そうで試食する気が起こらない。
ピーマン&パセリ
 緑色が色褪せたかんじ。パセリはパラパラのこげたドライベジタブル。ピーマンは半生の苦い食べ物に変身。
バナナ
 黄色の皮が変色して黒く変化。皮を剥いてみると意外と中身は変色していない。ただ、やわらかく、スモークの香りとバナナの甘い香りが混ざって複雑な匂い。ホットバナナ。

 4. まとめ

 ホットプレートで意外と簡単に燻製ができました。(かかった時間は約1時間)ただ、温度の調節がわからず、100℃で出来るのではないかと思っていたのですが、屋外で行っているのと、実験当日、風が強かったのでなかなか煙が出ずに、結局プレートをダンボール箱で覆い、プレート最高温度400℃の設定でした。
燻製としては、今回実験で用いたもので、卵やチーズ、ウインナーが簡単に用意でき、燻製の香りが楽しめ、おつまみ&おやつにもなるのでお薦めです。食パンはカラカラに乾燥してしまい食べられません。ピーマン、パセリは苦く食べられませんでした。バナナは、甘~い香りと燻製の香りが混ざってしまい、見た目も味もお薦めできません。
 時間があれば、下味をつけた鶏肉や牛肉などを使って燻製を作って見るのも良いと思います。
担当: 中澤

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