元祖 [熱の実験室] 第8回 - 地中の温度測定「熱の実験室」のコーナーでは、熱を利用した身近な実験を行なっています。 第8回(2002年1月)の実験地中の温度は、大気の温度のように変動せず一定です。また、地中深くなるほど、温度変動が小さいことが知られています。これを実際に測定してみました。 なお、今回の実験では、自然の太陽エネルギー以外の熱源は使用していません。 ● 実験場所 株式会社八光電機 工場敷地内 (長野県千曲市) ・緯度: 36.28度 ・経度: 138.10度 ・標高: 377m 測定した場所は、下の絵のようなところです。小さいプレハブ小屋の南側に、直射日光を遮る物体があって、その陰になる地面です。 赤●または赤長方形で示したのが、地中の温度を測定した場所です。昼間の直射日光は当たりませんが、朝夕は多少日が当たります。 ● 温度測定日時 2002年1月12日 12時 ~ 2002年1月15日 9時 ● 実験に使用した器具 ■ シース熱電対(温度センサー) シース径φ1.6の、Kタイプ熱電対(HT-20型) ■ データレコーダー 熱電対からの電圧をデジタル変換して、ノートパソコンに取り込むものを使用しました。 ● 実験の方法 このように、6ヵ所に熱電対を取り付け、温度を測定しました。 |