4. 計算結果および実験結果

 今回実験に使用した熱板のサイズの値を代入して計算した結果と、実験結果を以下に示す。
 物性値は膜温度の場合の値を採用した。
温度[℃] 50 100 150 200 250 300 350
水平(計算)[Wh] 19 76 140 207 276 346 416
垂直(計算)[Wh] 22 84 153 227 303 381 460
水平(実測)[Wh] 20 70 150 240 340 450 580
垂直(実測)[Wh] 20 90 180 270 360 490 630
表 2 計算結果と実測値
 

グラフ 1 実測値と計算値の比較

温度[℃] 50 100 150 200 250 300 350
垂直-水平(計算) 3 8 14 20 27 35 44
差[%] 14.5 10.7 9.8 9.7 9.8 10.2 10.5
垂直-水平(実測) 0 20 30 30 20 40 50
差[%] 0 28.6 20 12.5 5.9 8.9 8.6
表 3 水平と垂直の比較

 5. 考察

 垂直の方が水平に比べておよそ10%増しの放熱量となり、垂直の方が、放熱量が大きい結果となったが、予想よりもその差は大きくなかった。
 計算値と実測値の差が、温度が上がるに従い増えているのは、熱損失の割合が、対流によるものと比較して、輻射によるものが大きくなったことが要因と考えられる。
 今後の実験として、温度一定とした場合の各ヒーターの出力の比較や、1点制御した場合の温度分布を測定すれば、更におもしろい結果が得られるかもしれない。