熱の実験室 別館
エスハイ実験室 第18回

 エスティマハイブリッド(エスハイ)を使った実験室 

 ● 今回のテーマ(雪の壁の中は0℃なの?)

 雪深いところでは、春になって、道路の雪がなくなっても、両側が雪の壁になっています。
 この雪の壁ですが、降った雪と、泥や融雪剤も混ざった道路を除雪した雪が積み重なっていますので、木の年輪のようになっています。だんだん融けてはいくのですが、高い壁がなくなるのには時間がかかります。
 氷が解ける温度は0℃ですので、ゆっくり融けていくこの雪の壁の内部も0℃だと思いますが、実際どうなのか測ってみることにしました。

 ● 測定場所

 雪の壁で有名なのは、立山黒部アルペンルートです。もっとも、冬季間通ることができない道路は、春になってから除雪するので、泥も積み重なった雪の壁とは大分違うのかもしれません。それはともかく、黒部方面に向かう道は雪の壁もそれなりにあるのでは、と思って、その方面に行ってみることにしました。

 ● 使用した器具

●熱電対

 雪温測定用熱電対として、Kタイプのφ1.6シース熱電対を、雪に差し込めるように補強用のステンレスパイプに入れたものを用意しました。もうひとつ、気温測定用としては、Kタイプの被覆熱電対(熱電対素線を、フッ素樹脂で絶縁被覆したもの)を使用しました。

●データレコーダー

 熱電対からの電圧をデジタル変換して、ノートパソコンに取り込むレコーダーです。

 ● 大町まで行く

 もう、長野も平地では全く雪の痕跡は残っていません。晴れの日にうまく時間がとれず、この日は雨が少し降っていましたが、そのうち止みそうな感じでしたので、スタートすることにしました。
 スタッドレスタイヤでは、だいぶフニャフニャした感じだったエスハイも、元のタイヤに履き変えると、しっかりした走行感覚が戻りました。どのクルマでも、スタッドレスタイヤの方がしっかり感が低下しますが、車重があるエスハイでは、その影響が大きいようです。
 黒部方面に向かう、大町アルペンラインへと走りますが、大町市に近付くと、雨が本降りになってしまいました。