熱の実験室 別館
エスハイ実験室 第16回

 エスティマハイブリッド(エスハイ)を使った実験室 

 ● 今回のテーマ(夜中の温度測定-野辺山偏)

 前回の「放射冷却の測定-ロード版」で、寒い夜はどのくらい冷たくなるのか実験したい(でも気が進まない)、と書きましたが、冬がずっと続くわけではないし、今を逃せば実験する機会がなくなる、ということで、再度、野辺山に行って夜中の実験することにしました。
 実験日は、昼間の天気予報では、長野県中南部に低温注意報、ということで絶好の陽気のはずでしたが、夜中に雲が出てしまって、究極の低温は測定できませんでした。それでも、平地では体験できないくらいの温度にはなりました。

 ● 使用した器具

●温度測定部

 前回使用した温度測定部を使用しました。
 なお、この温度測定部の他に、No.6 エスハイの左側スライドドアの下(地面から100mm程度)の温度と、No.7 車内の温度(左側スライドドアの窓付近)、の2箇所を測定箇所に追加しました。

  • No1 黒: 黒色つや消し塗装のステンレス板
  • No.2 SUS: 光沢表面のステンレス板
  • No.3 スチロール: 発泡スチロール板の内部
  • No.4 気温A: 発泡スチロール板側面に穴をあけて空間にした部分の気温
  • No.5 気温B: 発泡スチロールから上に出た部分の気温
  • No.6 クルマ下
  • No.7 車内


●データレコーダー

 前回と同様、パソコンがなくてもデータを本体に記録しておいて、後からパソコンに取り込むものを借りて使用しました。パソコンがじゃまにならないし、電池はノートパソコンよりはるかに長持ちするので便利です。

●ふとんと電気毛布

 エスハイのエアコンは切った状態で、夜中を過ごすために使用しました。エアコン使用より、エンジンの動くことが少なくなりますし、温度測定部への熱の影響も少なくなるはずです。

 ● 全体の記録

 実験日は、2003年1月31日の夜から、翌2月1日の朝にかけてです。その間で、23:00~翌日7:30まで、野辺山でエスハイは停止しています。温度帯が異なるNo.7 車内を除く全体の結果が下のグラフです。
 0:30くらいまで、順調に温度が下がりましたが、そこから雲が出たために凸凹した後、2:40くらいから温度がグッと上がってしまっています。これがなければ、-20℃は軽く突破できたはずなのでしたが。