LABORATORY熱の実験室


 ● 5:00から8:00まで

 明け方になって、ようやく温度が下がってきました。
 少し明るくなってから温度を確認すると、下がってきていました。晴れてはいないものの、どんよりした感じではなく薄曇です。時間の経過とともに、雲は薄れていき、同時に温度も下がっていきます。
■ トラブルその1
 6:50頃、写真を撮ろうと、デジカメを持って車外に出ました。スイッチを入れたらレンズが出ましたが、それ以上は、何を押しても反応がありません。寒すぎたのだろうと、車内の暖房エアー出口付近に置いて暖めても変化ありません。このままでは(証拠)写真を撮れなくなりそうです。電源ランプが点いたままなので、そのうち電池も終わりそうです。7:20頃、電池を抜いて、もう一度入れたら、なぜか使えるようになりました。
■ トラブルその2
 デジカメを暖めている間、エスハイのルーフに載っている「温度測定部」を見てみると、なんと雪が薄く積もっています。すぐにブラシで落としましたが、これが6:57です。右の写真は、雪を落とした後です。
 上のグラフで見ると、雪を落としてから「No.1 黒」と「No.2 SUS」の温度差が急に大きくなっています。いつから積もっていたのだろうと、後でデータを見直すと、0:00頃の晴れているときも「No.1 黒」と「No.2 SUS」の温度差はほとんどありませんでしたので、23:00に停止したときには、既に積もっていたようです。野辺山に着いてから、少し雪がちらつく中を、ゆっくり移動したときに積もったのだろうと思います。2枚のステンレス板が露出していたら、晴れているときには「No.2 SUS」は「No.1 黒」より大分高くなっていたはずです。「No.1 黒」の温度にはほとんど影響ないと思います。
 太陽が見える頃には、完全に晴れ渡りました。後は陽射しが強くなって、温度は上がるだけなので、7:30にこの場所を離れて移動を開始しました。
東の空
電波望遠鏡(パラボラアンテナ)
 まずは、せっかくだから電波天文台に行くことにします。一般車進入禁止のところまで進むと、一番西側の2台のパラボラアンテナが見えました。45mの大きいパラボラアンテナは、先に進むとあるはずですが、今日はここでやめておきます。次に、野辺山高原をぐるっと回ってから帰ることにします。
西方向の八ヶ岳方面
千曲川だと思ったが
■ 勘違い
 国道141号線で、野辺山高原の平らなところももうすぐ終わり、というとき、右方向に「川上村」への標識がありましたので、なんとなく行ってみることにしました。しばらく進むと、「千曲川上流ダム反対」という看板がいくつかあります。そうか 千曲川の源流にあるから川上村なのか! と感心しながら進むと、川がありました。高いりっぱな橋がかかっているし、川岸に円い石のオブジェもありましたので、流れる方向が反対のような気はしましたが、千曲川だと思って写真を撮って引き返してしまいました。後で地図で調べると、これは「千曲川」と合流する1.5kmほど手前の「西川」という川で、りっぱな橋は地図にありません。最近できた農道の橋ということでした。

 ● 8:00からゴールまで

 川上村から引き返して、国道141号線に戻ったのが8:00ちょうどです。佐久市まで下る道は、昨日の夜の雪は消えて黒く濡れています。太陽のエネルギーと塩カル(融雪剤)の威力です。
 佐久市を過ぎて小諸市に入ったとき、千曲ビューラインで上田に抜ける道がありましたので、浅間サンラインも飽きたので、そちらを回ることにします。この道、前に通った記憶がありますが、上り下りの山道をつなげた感じで燃費が悪そうだし、夜だと標識が見えなくて、曲がるところがわからなくて迷いそうです。上田で国道18号線に出て、戸倉町まで戻り、10:04にエスハイを止めました。ここまでの走行距離は209kmで、燃費は12.2km/リットルでした。これは、夜中にときどきエンジンを動かしていたのも含めた燃費ですので、走行中だけなら、前回並みの14km/リットル台のはずです。
 昨日の往路と同様に、走行中の「No.3 スチロール」の温度は、気温より大分低くなっていることがわかります。