No.29 困ったときの液体加熱ヒーター

 水などの液体を加熱するときは、容器にヒーターを取付けるための加工をしておいて、容器の側面や底面から取付けるのが合理的です。
プラグヒーター フランジヒーター 取付ヒーター
 けれども、次のような事情で、このように取付けできないこともあります。
  • 市販の容器で、取付けるための加工ができない。
  • ヒーターを使う予定はなかったが、後から加熱する必要が生じた。
  • ヒーターは取付けてあるが、加熱容量が不足してしまった。
  • 蒸気などで加熱していたが、使用できなくなったのでヒーターが必要になった。
  • ヒーターを取付けるために、液体を抜くことができない。
  • ヒーターを考えずに設計してしまい、ヒーターを取付けるために設計し直すのは大変だ。
 こんな、困ったときも使用できる、液体加熱用ヒーターがあります。
■ 投込みヒーター
 容器の上から入れる、最も一般的なヒーターです。発熱部は、下のコイル状に巻いた部分だけですから、液位が低い場合にも使用できます。
 温調器付き、水用、油用など、用途に合わせて多くの機種があります。
■ シリコンラバーヒーター
 内部にヒーターを入れることができない金属容器の場合には、シリコンラバーヒーターを外側から貼り付けることで、加熱できます。 
■ 深タンク用ヒーター
 名前の通り、深い、大型のタンク用のヒーターです。全長が長く、JISフランジ付きなので、深い容器の上に固定・密封ができます。
 温調器も付いています。
■ サブマリンヒーター
 金属製のフレキシブルチューブが付いていますので、深い容器、特殊な形状の容器にも入れることができます。
 フレキシブルチューブは、標準では2.4mですが、最長10mのものが製作可能です。 



注意
 プラグヒーターやフランジヒーターなど、容器の側面や底面から取付けるヒーターを、投込みヒーターのように上から入れて使用すると、火災事故の原因になりますので、絶対にやめてください。液位が多少下がっただけでも、ヒーターの発熱部が空中に露出して空焼き状態になります。
 水用ヒーターでは赤熱しますし、油用ヒーターはそれより低くても、油に着火する温度になります。