LABORATORY熱の実験室

熱の実験室-新館
第7回 水中で空焼き現象?
新館は、4人の若手メンバーが交代で担当します
 時々お客様から、「ヒーター表面から気泡が発生しているが大丈夫ですか?」、「ヒーター表面から発生している気泡は何ですか?」というようなお問い合わせがあります。また、液中で通電していたにも関らず、気泡により、ヒーター表面が空焼きしたような状態になっていたという事例もあるそうです。今回は、ヒーターの表面から発生する気泡のヒーターへの影響を調べてみました。
実験実施: 2006年2月

 ● 実験内容

 八光製水用カートリッジヒーターウルトラW 型番「SLW1103」を使用し、市販されている容器(内容量2リットル)に水を入れて通電しました。
  • 型番: SLW1103
  • 定格: 110V 1kW

 ● 実験1

 まず最初に、定格電圧の110Vで通電してみました。
通電開始直後にヒーター表面に細かな気泡が発生しました。通電開始後、約10分で容器内の水が沸騰し、ヒーター表面から気泡が大量に発生しました。通電停止後、ヒーター表面を観察したところ、実験開始前と変わった点はありませんでした。

通電開始直後。

通電開始10分後

  • 1
  • 2