● プログラムを修正

 温度は3つのY座標、Yt(赤い部分の上端), Y40(40℃), Y20(20℃)から計算で求めているので、この3つの値も取得できるようにしました。そうすると、温度が異常のときに、YtとY40が変化していることがわかりました。撮影した画像を確認すると、光の違いで、下のようにだいぶ違います。
 画像から、座標を求める境界部分の色(R・G・B)を取得してみると、R・G・B の値を直接指定したプログラムでは、収まらない場合があることがわかりました。そこで、
  赤: [ R > 100 & G < 100 & B < 100 ] → [ R/G > 2 & R/B > 2 ]
  青: [ R < 50 & G < 50 & B > 70 ] → [ B/R > 1.45 & B/G > 1.45 ]
というように、赤または青の、他の色に対する比率で、色の境界を判定するようにしました。この修正したプログラムで取得した温度データは、下のように安定しました。

 ● まとめ

 アルコール温度計という、超アナログな温度測定器とラズパイ2の組み合わせが、データロガーとして使えることが確認できました。今回の方法で室温を測定するのは、実用性より自由研究という感覚になりますが、測定値をコンピューターに出力できず、ひとが見て記録しているような場合は多くあります。そのような場合に、ひとが記録する代わりにラズパイ2 + カメラで記録できれば、大幅な省力化ができるはずです。光の環境が安定している場所なら、測定も安定するはずです。