● 実験結果について

 真空中では、ホットプレートの温度と表面温度センサーの指示温度に大きな差があり、正確に温度測定することは難しいことがわかりました。

 真空中での加熱は広く行われていますが、その場合にも、ホットプレート上に置いた加熱物体の温度は、大気中のようには上がりません。ホットプレートと加熱物体の平坦度を良くする、表面粗さを小さくするなどで、密着性を高めることは効果がありますが、実際に、真空雰囲気中でのテストが必要になることが多くあります。今回の実験に使用した真空チャンバーを使用して、温度測定が可能ですので、真空中の加熱でお困りの方はご相談ください。

 なお、真空中で熱が伝わりにくいのは、熱を伝える空気の分子の量が減少するためですが、放射加熱は、太陽の熱エネルギーが、宇宙の真空中を通過して地球に届くように、真空中でもOKです。遠赤外線ヒーター(真空中仕様にしたもの)による放射加熱は、真空中にも適しています。