LABORATORY熱の実験室


 ● 湯温の変化

 Aのタンクはヒーターなしで、Bのタンクはポリタンク用ヒーターを使用しています。各ポリタンクの湯温は、底に近い部分(下側)と、約200mm上の部分(上側)の2ヵ所測定しています。
 お湯を入れた直後の温度が、Aは約40℃でBが約35℃と大分違っています。たぶんBのポリタンクに先に入れて、次にAのポリタンクに入れたようで、温泉スタンドの配管が冷えていたために、はじめの温度が低かったようです。200リットルか300リットル入れたら、40℃以上は十分にありそうです。表示にあったように、農業施設での利用のために低下することはあるようですが。
 温度変化は、次のグラフの通りです。
 
 はじめの約5℃の温度差は、10分ほどで追い付いています。さすがに20リットルで1kWあると、温度はすぐに上がります。前回のサーファー用ポリタンクに使用した、DC12V100Wのヒーターとは全然違います。
 その後は、温度コントロールによる上下変動がありますが、多少右下がりになっているのは、途中で温度設定を下げたためです。

 ● 一応足湯のつもりです

 樹脂コンテナで風情がありませんが、一応足湯のつもりです。写真でもわかると思いますが、お湯は多少茶色に色付いています。
 エスハイの中で風呂に入るのはかなり難しいはずです。足湯程度ならそれほど問題ありませんが、これだけのお湯でも、エスハイの窓ガラスはすぐに全体が水蒸気で曇ってしまいました。走行中に足湯に入ろう、などというのは無理だとわかります。

 足湯も悪くはありませんが、温泉用ヒーターセットがなくて、普通の風呂に入れなかったのは残念でした。薄い茶色のお湯は、けっこう雰囲気が出るんじゃないかと思います。