LABORATORY熱の実験室

 

 ● 簡易キャリアの製作

 今回の実験は止まったエスハイで行いましたが、走っているときの実験も行いたいと思います。でも1500Wのヒーターは、冬ならともかく車内では暑いし、お湯を沸かせばこぼれたら危なくて湯気が困ります。できれば車外に取り付けたいものです。ところが、このエスハイはルーフレールがありません(メーカーオプションではあります)。市販のキャリアを購入すれば良い話なのですが、できれば節約したいところです。床下に取り付けることも考えましたが、走っているときは良くても、止まったときにだんだん温度が上がってくるのでは、渋滞が怖くなります。
 リアスポイラーにしばり付けようか、など色々考えて調べたところ、写真の位置にM6のネジが片側2箇所ずつ、計4箇所あることがわかりました。
 プラスチックのキャップを外すと、M6のネジが現れます。
 この部分はドアに隠れるので、ボディにピッタリ合った金具を作らないと、ドアを閉めるときに当たってしまいます。ステンレス板で金具を作り、幸いドアに当たらないことが確認されましたので、ステンレスパイプの枠を製作して、金具の上に取り付けました。
 この状態で走ってスピードが上がると、風切り音がステンレスパイプで共鳴して、フォーンというような少し高い音がしますが、気になるほどの大きさではありません。
 次回以降に、ここに取り付けるヒーターを製作して実験をする予定です。軽くて、雨が降っても安全なものを製作したいと思いますが、どのようなものにするか? まだ決めていません。