株式会社 八光 
株式会社 八光電機製作所 
製品紹介 各種情報 ダウンロード 各種窓口 企業情報
各種情報>技術情報

 [人工衛星搭載用ヒーター]

技術試験衛星VII型 97/11/28 打上げ

 宇宙開発事業団(NASDA)は、1997年11月28日 午前6時27分に、種子島宇宙センターから熱帯降雨観測衛星(TRMM)ならびに技術試験衛星VII型(ETS-VII)「愛称:おりひめ/ひこぼし」を搭載したH-IIロケット6号機(H-II・6F)を打上げました。発射後約14分後に熱帯降雨観測衛星が、発射後28分後には、技術試験衛星VII型が、計画した軌道に投入されました。

技術試験衛星VIIの概要

Photo by NASDA

技術試験衛星VII型(ETS-VII)

(愛称:きく7号)
チェイサー衛星

(愛称:ひこぼし)

重量:約 2450kg
ターゲット衛星

(愛称:おりひめ)

重量:約 410kg

 技術試験衛星VII型(ETS-VII)は、世界初の試みである2つの無人の宇宙機(チェイサー衛星とターゲット衛星)の接近・結合を自動/遠隔操縦により行うランデブー・ドッキング技術実験と、世界的にも最先端技術である地上からの遠隔操作による宇宙用ロボット技術の実験を行うものです。これら実験により、将来の宇宙ステーションなどへの物資補給を行う際に必要となる、技術の基礎を確立をすることができます。

当社製ヒーターの役割

 人工衛星は、小型のエンジン(スラスター)を噴射して姿勢制御を行なっています。噴射のために、触媒によって燃料を化学反応させますが、宇宙空間の低温では反応しにくいので、触媒を暖めておく必要があります。そのための熱源が「スラスター用ヒーター」です。

 スラスターは右写真のように、人工衛星の外に向けて、全ての面に数多く取り付けられており、噴射できるようになっています。

 技術試験衛星VII型では、大型のチェイサー衛星に使用されているスラスターに、当社製の「スラスター用ヒーター」が取り付けられています。

  • スラスター数: 28台
  • スラスター用ヒーター数: 84台

 技術試験衛星VII型用として納入された「スラスター用ヒーター」87台の内、84台がこのチェイサー衛星に取り付けられています。なお、1台のスラスターには、各3台の「スラスター用ヒーター」が取り付けられています。

 上の写真が「スラスター用ヒーター」です。左側の黒い部分(外径はφ3.2mm)が発熱し、使用時の発熱量は、0.77〜1.60Wです。


選択画面に戻る

トップページ お問い合わせ